架空珈琲 -カフェは3割の緊張感と7割のリラックス-

カフェ好きがブログを通してカフェやコーヒーを追求してみるブログ。

ペーパードリップの最適な豆とお湯の量と温度を有名コーヒーショップのサイトで調べてみた

 

最近、自宅でコーヒーを飲むときはペーパードリップで淹れることが多いです。

まだまだ始めたばかりなので試行錯誤しながらペーパードリップをしていますが、気になっているのが「豆」と「お湯」の量はどれぐらいが最適なの?ということ。

あと今は適当にやっているけど、最適なお湯の温度も気になっています。

 

現在、自分の中で目安にしている豆・お湯の量と温度

豆の量:15g(中粗挽き)
湯の量:200ml(注ぐ量は225~235ml)
湯の温度:90度(たぶん)

現在はこちらの量と温度でペーパードリップをしています。

以前は10gに対して200mlで淹れてましたが、「ちょっと薄いな・・」と思うことがしばしばあったので、豆を15gに増やしたら納得できる濃さになりました。

お湯を注ぐ量は225~235mlぐらいを目安にしています。そのうちの25~35mlぐらいはペーパーフィルターに吸収される分と最後まで落としきらない分のお湯の量です。

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お湯の温度は計っていません。電気ケトルで沸騰させたお湯をドリップポットに移して、温めていないコーヒーカップに直接ペーパードリップしています。ケトルからドリップポットに移すだけで10度近く温度が下がるようなので90度としています。(今は冬だから温度が下がりやすいけど、夏はそんなに下がらないのかなぁと思っている)

淹れ立ては少し熱過ぎますが、飲みながら数分経てばちょうど良い温度になるの細かい温度はあまり気にしてません。

 

 

有名コーヒーショップの公式サイトでオススメしている豆とお湯の量と温度を調べてみた

上記の豆とお湯の量は素人の自分の舌を頼りに導き出したので、本当にこれでいいのか?という疑問も残っています。

そこで実際はどれぐらいが最適なのか有名コーヒーショップの公式サイトでオススメしているペーパードリップ時の「豆の量」「お湯の量」「お湯の温度」を調べてみました。(本当は自分が美味しいと思っているならそのままでいいんだけど、気になったので調べてみた。笑)

今回調べたのは下記3つのポイントです。

  • 豆の量
  • 湯の量
  • 湯の温度

抽出時間だったり、ドリップ方法などでも味が変わってくると思いますが、今回は「豆」と「湯」に絞って調べてみました。

(注意)あくまでもコーヒーショップの公式サイトに書いてあった分量や温度であって、実際にお店でこの分量や温度で提供しているとは限りません。

 

 

スターバックスコーヒー

私もよく利用するスタバ。超有名なコーヒーショップですね。

豆の量:10g
湯の量:180ml
湯の温度:90~96度


 

タリーズコーヒー

たまに利用するタリーズ。こちらも有名なコーヒーショップ。

豆の量:10g
湯の量:150~200ml
湯の温度:90度

 

 

エクセルシオールカフェドトールコーヒーショップ

ドトールで調べようと思いましたがサイトに詳しく書かれていなかったので、同グループのエクセルシオールのサイトで調べました。(サイトの掲載内容からしてドトールも同じ量な感じがする)

豆の量(メリタ1つ穴の場合):8g
豆の量(カリタ3つ穴の場合):12g
豆の量(コーヒーメーカーの場合):8g
湯の量:1杯分(詳しい量は不明)
湯の温度:93度

 

 

 イノダコーヒ

京都で有名なコーヒーショップ。今年初めて行ってきました。

豆の量:13g(中粗挽き)
湯の量:170ml
湯の温度:85~90度
・2人前の場合(26g、340ml)、3人前の場合(39g、500ml)

INODA COFFEE WEB SITE イノダコーヒ公式ウェブサイト

 

 

ブルーボトルコーヒー

サードウェーブコーヒーの代表格。公式サイトには書かれていませんでしたが、ブルーボトルコーヒーの店員にドリップ方法を教わった方がYoutubeに教わったドリップ方法の動画を載せていたのでそちらを参考にしました。

豆の量:25g
湯の量:300ml
湯の温度:不明

ブルーボトルコーヒーと全く同じ分量・方法で味を再現してみた! - YouTube

 

 

UCC上島珈琲

お店には一度も行ったことありませんが、こちらも超有名ですね。公式サイトでかなり詳しくコーヒーについての説明が書かれているので勉強になります。

豆の量:10~12g(中細挽き)
湯の量:140ml(注ぐ量は160ml)
湯の温度:95度


 

(おまけ)私が持っているコーヒー本でも調べてみました

エイ出版 COFFEE

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CAFFE BERNINI店主によるドリップ方法が書かれています。

豆の量:17g(中挽き)
湯の量:140~145ml(注ぐ量は160ml)
湯の温度:82~83度

 

 

dancyu 2015年10月号 ドリップ大実験

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コーヒー特集号の中のカリタ、メリタ、ハリオなどのドリッパーによる味の違いを実験するコーナーでの分量・温度を参考にしました。

豆の量:15g(やや粗めの中挽き)
湯の量:180ml
湯の温度:85度

  

 

 

結果を表にしてまとめてみました

お湯の量がコーヒーショップによってまちまちだったので、「コーヒー豆1gあたりのお湯の量」(数値が少ないほど豆を贅沢に使っている)も目安として計算してみました。

コーヒーショップ・本 豆の量(g) 湯の量(ml) 豆1gあたりの湯量(ml) 湯の温度(度)
現在の自分の目安 15 200 13.3 90
スターバックスコーヒー 10 180 18 90~96
タリーズコーヒー 10 150~200 15~20 90
エクセルシオールカフェ 8~12 不明 不明 93
イノダコーヒ 13 170 13.1 85~90
ブルーボトルコーヒー 25 300 12 不明
UCC上島珈琲 10~12 140 11.6~12 95
エイ出版 COFFEE 17 140~145 8.2~8.5 82~83
dancyu 2015年10月号 15 180 12 85

豆とお湯の量についての感想

豆1gあたりの湯量は8.2~20mlとかなりバラツキがありました。

スタバ、タリーズは他と比べると豆の量がけっこう少な目でした。アメリカのコーヒーショップだからか?エクセルシオールドトール)はお湯の量が不明でしたが、仮にスタバと同じ180mlだった場合は豆1gあたりの湯量は15~22.5mlになるのでスタバやタリーズと似たような感じ。

有名チェーン店と比べるとイノダーコーヒ、ブルーボトル、UCCは豆を贅沢に使っている感じ。そして私が所持しているエイ出版COFFEEの本の中で紹介されている方法はかなり豆を贅沢に使っていることがわかりました。家庭でこの分量でコーヒー淹れてたらすぐ豆が無くなってしまうよ・・。

今自分が目安にしている豆15gでお湯200mlはちょうど良さそうな分量なのでそのまま続けていこうと思います。

 

お湯の温度についての感想

お湯の温度も82~96度とけっこうバラツキがありました。

でもこれはドリップ後に再加熱するとか、事前にカップを温めておくとか、温度に関しての考え方(コーヒー提供時には最適な温度より少し高めで提供している)とかいろいろあるのでこの温度だけで判断するのは難しい。

UCCのサイトによると、

  • 低温での抽出時の特徴「苦味や渋みといった溶け出しにくい成分の抽出を押さえられるが、軽い味わいになる傾向がある。」
  • 高温での抽出時の特徴「苦味や渋味の成分が早く出てくる。」

と書かれています。どうやら低温過ぎると薄くなるし、高温過ぎても苦く渋くなるようです。

これらの結果を見ると今自分がペーパードリップするときの90度という温度はちょうど良さそうな感じなので、こちらもそのまま続けていこうと思います。(実際に温度を測ってないので本当に90度なのか調べてみないといけないけど 笑)

82~96度という温度は抽出時の温度で、実際のコーヒーの飲み頃の温度は68~70度のようです。


 

※どうでもよい余談ですが、各サイトで湯量の表記が「cc」と「ml」でバラバラだったのが気になりました。単位としては「cc = ml」という認識で問題ないようですが「cc」は国際単位系日本工業規格JIS等では認められない単位ということもあって、「ml」が使われることが多いみたいです。